ワンピースの聖地「麦わらの一味像(熊本県)」県内の各所に設置されたキャラクター達の銅像

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監修者・竹村 直浩

会計事務所での経験を基にキャリアを開始。
約30年間にわたり、データベースマーケティング、金融、起業、BPO業務、新規事業立案に従事。
資金調達や財務管理にも精通し、現在は自ら代表を務める会社を経営しながら、経営管理や新規事業立案の業務委託も請け負う。

熊本県内には、人気漫画ワンピースの麦わらの一味の銅像が各地に設置されています。これは熊本地震からの復興を応援するために始まった取り組みで、今ではファンや観光客にとって欠かせない聖地巡礼の地となりました。本記事では、銅像の場所や見どころをわかりやすく紹介し、旅行計画に役立つ情報をお届けします。

麦わらの一味像が設置された背景

熊本県にワンピースの銅像が誕生したのは、熊本地震からの復興支援がきっかけです。作者である尾田栄一郎氏は熊本出身で、地元への思いを込めて銅像の設置に協力しました。単なる観光資源ではなく、被災地を元気づけるシンボルとしての意味を持っています。地震で被害を受けた地域にとって、人気キャラクターの像は希望の存在となり、今では多くの人がその前で写真を撮り、地域を支える象徴となっています。


麦わらの一味銅像の設置場所一覧

県内各地に点在する銅像の場所をまとめると、次のようになります。

キャラクター設置場所所在地
ルフィ熊本県庁熊本市
チョッパー熊本市動植物園熊本市
ゾロ大津中央公園大津町
サンジミナテラス益城町
ウソップ阿蘇駅前阿蘇市
ナミ俵山交流館 萌の里西原村
ロビン旧東海大学阿蘇キャンパス南阿蘇村
フランキー高森駅前高森町
ブルック御船町恐竜博物館御船町
ジンベエ住吉海岸公園宇土市

ルフィ像 熊本県庁(熊本市)

ルフィ像は熊本県庁の正面に設置されています。腕を掲げた姿が力強く、復興の象徴として県民から愛されています。観光客にとっては最初に訪れるべきスポットであり、県庁の荘厳な建物とともに記念写真を撮る人が多いです。周辺には熊本城や繁華街もあり、観光の拠点として立ち寄りやすい場所にあります。


チョッパー像 熊本市動植物園(熊本市)

仲間思いのチョッパーは、熊本市動植物園に設置されています。動物や自然に囲まれた環境は、チョッパーのキャラクターとよく合っています。子どもたちや家族連れに人気が高く、園内を散策しながら像を探す楽しみがあります。動植物園には四季折々の自然も楽しめるため、訪問者は二重の魅力を体験できます。


ゾロ像 大津中央公園(大津町)

ゾロ像は大津中央公園にあります。三刀流の剣士らしく堂々と立つ姿は迫力満点で、観光客の目を引きます。大津町は自然豊かな場所であり、剣士ゾロの力強さと地域の風景が融合している点が魅力です。訪問後は、公園で地元の人と交流したり、のんびりとした時間を楽しむこともできます。


サンジ像 ミナテラス(益城町)

サンジ像は益城町の交流拠点施設ミナテラスに設置されています。益城町は熊本地震で特に大きな被害を受けた地域であり、サンジ像の存在は復興のシンボルです。サンジは料理人として知られ、「食を通じて人を支える」イメージが施設と重なることから、訪れる人に元気を与えています。


ウソップ像 阿蘇駅前(阿蘇市)

ウソップ像は阿蘇駅前にあります。背後には雄大な阿蘇山が広がり、冒険心をかき立てる雰囲気です。鉄道で訪れる観光客にとってアクセスがよく、阿蘇観光の玄関口として重要な役割を果たしています。駅前の商店街や観光案内所と合わせて巡ると、より深い旅の体験ができます。


ナミ像 俵山交流館 萌の里(西原村)

ナミ像は西原村の俵山交流館萌の里に設置されています。丘の上に立つ姿は自然と調和しており、航海士として空と大地を見渡すような演出が印象的です。施設では地元の特産品も販売されており、観光と地域振興の両面で活躍しています。


ロビン像 旧東海大学阿蘇キャンパス(南阿蘇村)

ロビン像は旧東海大学阿蘇キャンパスに立っています。考古学者としての知識探求心と学びの場が重なり合う設置場所で、訪れる人に知的な印象を与えます。周囲の自然と静かな雰囲気も相まって、落ち着いた観光スポットとなっています。


フランキー像 高森駅前(高森町)

フランキー像は高森駅前にあります。大きな体を誇る姿は迫力にあふれ、観光客を驚かせます。駅前という便利な立地のため、地域の玄関口を彩る存在となり、多くの人に歓迎される雰囲気を作り出しています。


ブルック像 御船町恐竜博物館(御船町)

ブルック像は恐竜博物館に設置されています。音楽家ブルックと恐竜の意外な組み合わせが面白く、訪れる人に驚きと笑顔を届けます。博物館を訪れた人が最後にブルック像を見て楽しむことで、観光の締めくくりにふさわしい体験となります。


ジンベエ像 住吉海岸公園(宇土市)

ジンベエ像は住吉海岸公園に立っています。海を背景にした姿は壮大で、海の仲間を守る操舵手としての存在感を強調しています。海岸沿いを散策しながら像を訪れると、自然と一体化した観光を楽しめます。


各像の見どころ比較

キャラクター特徴周辺の魅力
ルフィ復興の象徴熊本城や繁華街
チョッパー家族連れに人気動物園と自然散策
ゾロ力強い剣士の姿公園での憩い
サンジ食と復興の象徴ミナテラスで地域交流
ウソップ阿蘇山と共演駅前の観光拠点

アクセスと巡り方のポイント

地域主な交通手段推奨ルート
熊本市内路面電車・バスルフィ像とチョッパー像を一日で巡る
阿蘇方面JR豊肥本線・車ウソップ、ロビン、フランキーをセットで訪問
宇土・御船車が便利ジンベエとブルックを同日に巡る

周辺グルメと観光スポット

エリアグルメ観光地
熊本市熊本ラーメン熊本城
阿蘇市赤牛丼阿蘇五岳
西原村郷土料理だご汁俵山展望台
御船町恐竜カレー恐竜博物館
宇土市海鮮料理御輿来海岸

まとめ

熊本県に点在する麦わらの一味の銅像は、復興支援の象徴であると同時に、地域観光を盛り上げる大切な資産です。各像は地域の特色と深く結びついており、訪れることでキャラクターの魅力と地元文化の両方を楽しめます。ワンピースファンはもちろん、旅行好きの人にもおすすめの巡礼ルートであり、熊本を巡る旅そのものが復興を支える行動になります。