名探偵コナンの聖地「コナン通り(鳥取県)」ブロンズ像やモニュメントが多数設置

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監修者・竹村 直浩

会計事務所での経験を基にキャリアを開始。
約30年間にわたり、データベースマーケティング、金融、起業、BPO業務、新規事業立案に従事。
資金調達や財務管理にも精通し、現在は自ら代表を務める会社を経営しながら、経営管理や新規事業立案の業務委託も請け負う。

鳥取県北栄町にある「コナン通り」は、名探偵コナンの世界を実際に歩いて体感できる人気観光スポットです。JR由良駅(愛称 コナン駅)から青山剛昌ふるさと館までの約1.4kmの道のりには、物語の登場人物をかたどったブロンズ像やモニュメントが数多く設置されています。作品の名シーンをたどりながら、まるでコナンと共に謎解きをしているような体験ができる場所です。

コナン通りとは

コナン通りは、名探偵コナンの原作者・青山剛昌氏の出身地である鳥取県北栄町に整備された聖地です。JR由良駅からふるさと館までの約1.4kmの区間には、物語の世界を感じられるオブジェが点在しています。駅は「コナン駅」として親しまれ、駅名標や改札口もコナンデザインで統一。

訪れる人は、到着した瞬間からコナンの世界に引き込まれます。駅前にはフォトスポットやオリジナルポストが設置されており、写真撮影を楽しむ人々の姿が絶えません。


ブロンズ像でたどる名シーン

通りには、主人公コナンをはじめ、蘭、小五郎、少年探偵団などのキャラクター像が立ち並びます。それぞれの像には説明プレートがあり、どのエピソードを再現しているのかを知ることができます。

特に人気なのが、スケートボードに乗ったコナン像蘭とコナンが向かい合うブロンズ像です。これらは写真撮影の定番スポットで、SNSでも多くの投稿が見られます。夕方には光がブロンズに反射し、幻想的な雰囲気を楽しめます。


青山剛昌ふるさと館への道

通りの終点にある「青山剛昌ふるさと館」は、名探偵コナンの世界観を深く理解できる場所です。作品の制作資料や原画展示のほか、推理体験コーナー、記念撮影ブースなども用意されています。館内では限定グッズが販売され、ここでしか手に入らないアイテムも多く、ファンにとっては必訪の場所です。

ふるさと館の見どころ一覧

項目内容
展示内容原画、制作資料、映像、キャラクター紹介
体験コーナー推理体験・記念撮影・声の再生体験
ショップ限定商品コナンまんじゅう・北栄限定Tシャツ・オリジナル文具
営業時間午前9時30分〜午後5時30分(最終入館午後5時)
休館日年末年始(12月末〜1月初旬)

町全体が「コナンのまち」

北栄町では、町ぐるみでコナンの世界を演出しています。郵便ポストや街灯、マンホールまでがコナンデザインで統一され、まるで物語の中を歩いているような感覚になります。

町の中心部には「コナンの家 米花商店街」と呼ばれるエリアがあり、作中の喫茶ポアロをイメージしたカフェやグッズショップが並んでいます。スイーツやドリンクもコナンをテーマにしており、観光の合間に立ち寄るのにぴったりです。

町のデザインスポット表

名称特徴
コナンポストコナンの笑顔が刻まれた郵便ポスト。記念切手も販売。
コナン大橋橋の欄干にキャラクターのレリーフが並ぶフォトスポット。
米花商店街コナン関連グッズショップと喫茶店が並ぶエリア。
コナン街灯夜になるとキャラクターのシルエットが光で浮かぶ。

アクセス情報

項目内容
所在地鳥取県東伯郡北栄町由良宿付近
最寄駅JR山陰本線 由良駅(コナン駅)
距離由良駅から青山剛昌ふるさと館まで約1.4km
所要時間徒歩で約20分
駐車場青山剛昌ふるさと館に無料駐車場あり
散策時間の目安約1〜1時間半

おすすめの巡り方

まずコナン駅で記念撮影をしたあと、駅舎内の展示を見学してから散策を始めるのがおすすめです。通りを歩きながらモニュメントを見つけ、写真を撮りながら進みましょう。途中の休憩ポイントで地元スイーツを味わい、最後にふるさと館へ立ち寄る流れが人気のルートです。

おすすめモデルコース

項目行動内容所要時間
スタートコナン駅で写真撮影・駅内展示見学約15分
散策ブロンズ像めぐり・カフェ休憩約45分
ゴール青山剛昌ふるさと館見学約60分
合計約1時間半〜2時間で満喫

季節ごとの魅力

季節特徴
桜が満開になり、ブロンズ像との共演が見事。観光客でにぎわう。
青空と緑のコントラストが映える。家族連れの姿が多く、町が明るい雰囲気に包まれる。
落ち葉が通りを彩り、紅葉とともに穏やかな空気を楽しめる。
雪がブロンズ像を包み込み、幻想的な風景が広がる。

地域と共に歩む「コナンのまち」

この通りを支えるのは、地域の人々の温かい協力と誇りです。清掃や観光案内、季節ごとの飾りつけは地元ボランティアが中心となって行っています。毎年開催される「コナンまつり」では、限定グッズ販売や謎解きイベント、地元商店の出店などが行われ、町全体がにぎわいます。

観光客とのふれあいを通して、町の人々がコナンの物語を愛し続けていることが伝わってきます。訪れるたびに新しい発見があり、再訪したくなる魅力があるのもこの通りの特徴です。


まとめ

鳥取県北栄町の「コナン通り」は、作品への愛情と地域の力が融合した特別な場所です。ブロンズ像をめぐる1.4kmの道を歩くことで、名探偵コナンの世界がより身近に感じられます。青山剛昌氏のふるさととしての誇り、町全体の温もり、そして訪れる人々の笑顔がこの場所をより輝かせています。

どの季節に訪れても違った魅力を見せるコナン通り。写真を撮りながら、ゆっくりとその道を歩けば、まるで物語の登場人物になったような気分を味わえるでしょう。鳥取を訪れる際には、ぜひこの1.4kmの“推理と感動の道”を散策してみてください。