トヨタ ランクル300は正直どう?快適性と実態を徹底解説

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監修者・竹村 直浩

会計事務所での経験を基にキャリアを開始。
約30年間にわたり、データベースマーケティング、金融、起業、BPO業務、新規事業立案に従事。
資金調達や財務管理にも精通し、現在は自ら代表を務める会社を経営しながら、経営管理や新規事業立案の業務委託も請け負う。

ランドクルーザーシリーズの最新モデルであるランクル300は、オフロード性能とラグジュアリー性の両立を目指した大型SUVです。強靭なラダーフレーム構造と4WDシステムを備え、未舗装路でも安心して走破できる設計がなされています。一方で、高級車としての快適装備や室内質感も重視されており、舗装路での乗り心地にも改善が図られています。

ランクル300ってどんなクルマ?

車体サイズは非常に大きく、存在感あるフォルム。目線の高さと車体の安定感によって、ドライバーには安心感を与える走りが可能です。


快適性:長所と弱点を整理する


長所/良い点

  • 静粛性と走行安定性
     エンジン音や風切り音の抑制が比較的優れており、高速道路での巡航時には落ち着いた走りができます。
  • SUVとしての揺れ制御
     路面のうねりや段差を受け流しやすく、キャビン内の揺れを軽減する工夫が見られます。
  • 居住性と視界
     車高が高いため視界が広く、運転時の安心感があります。室内の高さも確保されており圧迫感は比較的小さい設計です。

弱点/気になる点

  • 舗装路で硬さを感じる場面
     オフロード重視のサスペンション設計とタイヤ仕様により、細かい凸凹を拾いやすい印象があり、「硬く感じる」という声もあります。
  • 車体の大きさ・取り回し
     非常に大きな車体のため、狭い道や駐車場での取り回しに注意が必要です。都市部では扱いにくさを感じる場面もあります。
  • 燃費・維持費の負担
     重量とエンジンの特性から、燃費は決して良好とは言えず、維持コスト全体が高くなる傾向があります。

仕様による違いと選び方のポイント

以下の表は、ランクル300でよく比較される仕様の違いと、それぞれの特徴を整理したものです。

項目ガソリン仕様の特徴ディーゼル仕様の特徴
出力・加速感高回転域での力強さ、滑らかなレスポンス低回転からのトルク重視、加速は落ち着いた印象
静粛性比較的静かだが回転上昇時の音が出やすいディーゼル特有の振動・音が出やすい場面も
燃費性重量車ゆえに燃費低下しやすい低燃費を活かせる条件下で有利になることも
適性用途街乗り・高速巡航を重視する人向き長距離・ハイウェイ用途やトルクを活かした使用向き

用途や優先したい性能に応じて、仕様を選択することが快適なカーライフにつながります。


快適性を高めるための工夫

以下のようなカスタマイズや選択でも、実際の快適性を向上させることが可能です:

  • タイヤをオンロード寄り・コンフォート系に変更
  • ショックアブソーバーを高性能なモデルに交換
  • 車高調整や補強ブッシュの導入などで振動吸収性を改善

これらの調整を行うことで、「舗装路での硬さ」の印象を緩和することができます。


総評:ランクル300は快適か?

ランクル300は、オフロード性能を前提にしながらも舗装路での快適性も追求されたSUVです。日常使い・高速巡航・悪路走破の三拍子を意識した設計が魅力ですが、大きさや硬さ、燃費などのトレードオフもあります。

もしあなたが「普段は舗装路中心、時々レジャーで使いたい」という用途なら、カスタマイズや仕様選びをきちんと行えば、十分快適なドライブが可能です。ただし、狭い街中での取り回しやコスト面には配慮が必要。試乗して自分の感覚に合うかを確かめた上で選ぶのが安心です。