【日産】アリアの乗り心地は?魅力も解説

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監修者・竹村 直浩

会計事務所での経験を基にキャリアを開始。
約30年間にわたり、データベースマーケティング、金融、起業、BPO業務、新規事業立案に従事。
資金調達や財務管理にも精通し、現在は自ら代表を務める会社を経営しながら、経営管理や新規事業立案の業務委託も請け負う。

日産の電動SUV「アリア(ARIYA)」は、環境性能や先進機能が注目されがちですが、走り味や乗り心地の質感もユーザーにとって重要な判断基準です。本記事では、アリアの乗り心地を中心に、走行安定性や静粛性、快適性、そして魅力的なポイントを整理して紹介します。EVならではの特性とともに、日常利用で感じられる良さを中心に見ていきましょう。


アリアの乗り心地・快適性の特徴


静粛性と振動抑制

アリアはEVという特性を活かし、エンジン騒音が存在しないため、静粛性には有利な設計です。特に街中や低速域では風切り音やタイヤノイズが支配的になりますが、車体やサスペンションのチューニングによって、それらを抑制する工夫が施されています。

また、加速・減速時の挙動やモーター制御の滑らかさによって、振動が伝わりにくい設計がされています。特に、e‑4ORCEという全輪制御方式を搭載したモデルでは、前後モーターのトルク配分を調整し、ブレーキング時の揺れを抑える制御が働くため、乗り心地への影響を軽減することが可能です。公式サイトでも「快適な乗り心地」を訴求している点から、設計上そのあたりを重視していることがうかがえます。日産自動車


安定性・ハンドリング

アリアは低重心化された車体設計や重量配分、モーター出力制御などが組み合わされ、コーナリングや車線変更時の姿勢安定性を高める設計がなされています。EVならではのモーター特性により、アクセル操作に対してレスポンスが自然で、走行中の違和感が少ないという評価もあります。

また、e‑4ORCE(全輪制御対応モデル)搭載車では、前後モーターを用途に応じて制御し、滑りやすい路面や雨天時でもグリップ力を維持しやすいという特徴があります。これによりハンドリングと乗り心地の両立が図られている点が魅力と言えるでしょう。Nissan New Zealand


アリアの性能諸元に見る乗り味の傾向


主要仕様と走行特性

以下はアリアの代表的な仕様と、それが乗り味にどう関わるかを予測できる項目です。

項目仕様例乗り味への影響
電力量消費率(WLTCモード)166 Wh/km(市街地モード等含む)エネルギー効率の高さが、加速抑制と滑らかさに寄与
最低地上高約 180 mm車高が低すぎず、段差追従性にも余裕がある
重量約 1,920 kg車両重量があるため、ゆとりある走行安定性が得られる
駆動方式2WD / 全輪(e‑4ORCE 対応)駆動方式によりトラクション制御や走行の安定性が変化

これらの仕様数値から、アリアは「滑らかで安定した走行性能」を目指した設計であることが読み取れます。日産自動車


アリアを選ぶ上での魅力と注意点


魅力となる点

・ノイズが少ないEV特有の静粛性
・モーター制御による滑らかな加速と制動応答
・e‑4ORCE 全輪制御搭載時の優れた路面追従性
・低重心設計と適切な重量配分による操縦安定性

これらは、日常走行から高速道路まで、安心感をもたらす要素です。


注意すべき点

・タイヤやホイールサイズを大きくすると路面からのノイズ・振動が増えやすい
・高速巡航時には風切り音やタイヤノイズが目立つ環境もある
・駆動方式や車重の差により、乗り味には個体差が出やすい
・バッテリーの残量や充電状況によって挙動が変化する可能性

これらを理解した上で、試乗時には複数のモード・路面で乗って確かめることが推奨されます。


まとめ

日産アリアは、EVという特性を活かしつつ、快適な乗り心地と優れた走行安定性を追求した電動SUVです。静粛性、モーター制御、e‑4ORCE 制御システムなど、乗り味に直結する要素への配慮が随所に見られます。

もし購入を検討するなら、2WDモデルと全輪駆動モデルの乗り味差も確認しておくとよいでしょう。乗り心地重視派にとって、アリアは十分検討すべき選択肢になるはずです。